2020年7月13日月曜日

塀瓦いろいろ②

先日一般的な塀瓦のご紹介をしましたが、今日は豪華バージョンのご紹介。


瓦の中でも高級な「本葺き瓦」の塀バージョン。
「丸に七曜」紋も入り、お寺ならではの佇まい。
※写真は「九曜」となっていますが、「七曜」の間違いです。


こちらは規格判(53判)の粒入万十軒を使用し、分かりづらいですが、「のし瓦」は規格判より薄い「薄のし(反り)」を使用しました。
板金屋さん、建具屋さん、大工さんの極め細やかな仕事が光る塀に仕上がっています。


こちらは「角桟垂付目板」
全長が尺2寸(約360㎜)もあるので瓦を作るのも難しいですし、垂れた部分を瓦職人さんが一枚ずつ擦り合わせて施工する難易度の高い塀瓦です。

「塀瓦」と言っても様々。
意匠性、コストなどに応じ対応できるのが「瓦の良さのひとつ」
屋根材が瓦でなくても、塀に瓦、いかがですか???

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