2017年2月28日火曜日

兵庫県公式地域創生インスタグラム

兵庫県の公式インスタグラムが先日開設されました。

ハッシュタグ #lovehyogo を付けて投稿すると、地域創生課にて写真を確認し、兵庫県公式インスタグラムで紹介される仕組みです。

URLは→兵庫県公式インスタグラム

投稿内容は、風景、観光、グルメ、何気ない日常、イベントなど兵庫県に関するもの。


兵庫県出身の、サッカー選手香川真司さん、岡崎慎司さん、ファッションモデルの朝比奈彩さんにも協力をお願いしているそうです。

兵庫県民だけではなく、他県民の方や外国の方でも投稿OKらしいので、広い分野で兵庫の魅力を発信して地域の活性化に繋げる狙いがあります。

是非、みなさんも#lovehyogoで付けて投稿してみてくださいね~~~(^^)

2017年2月27日月曜日

地震大国、日本

地震大国、日本。
建築基準法が定める安全性に応えるため、淡路瓦工業組合加盟各社が開発した「瓦にツメや突起物」を付けて、耐風性能や耐震性能を高めた「防災瓦」が現在では普及しています。

さらに、平成12年6月の建築基準法の大幅な改定により、屋根の工事方法も、それまでの「仕様規定」から「性能規定」に変わり、瓦製造業界と瓦施工業界が「性能規定」に沿った瓦業界独自の「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」を作成しました。

この工法の耐震性を確認するために、平成19年2月に、兵庫県三木市にある「E-ディフェンス」で行われた、京都大学防災研究所の「伝統構造木造建物振動実験」に淡路瓦を「ガイドライン工法」で施工し、実験に参画しました。

2棟の切妻屋根の実物大住宅を使用し、実験で使われた地震加速度は阪神淡路大震災と同じ1300ガルという猛烈なものでしたが、「ガイドライン工法」の瓦屋根は1枚もずり落ちず、阪神淡路大震災クラスの震度7に耐えられる充分な強さがあることが証明されました。

実験の模様はコチラ
 ↓  ↓  ↓

しっかりとした土台、柱、耐力壁にすれば、「重い!!!」と言われている瓦屋根ですが、大地震でも耐えうることが実証されました。

数十年に渡り住み続ける家。瓦くらい載せられる丈夫な躯体造りを考えてみませんか?


なお、この動画は淡路瓦工業組合HPのトップページからもご覧いただけます。

2017年2月24日金曜日

REFORM展

いつもお世話になっている地元淡路島の工務店船越工務店様。

今週末REFORM展を開催します。



思い出の詰まった生まれ育った家を大改造!

無垢材、珪藻土、和紙を使った仕上げ、オーダーによる製作家具など見所いっぱいです。

陸屋根の物件のため、今回弊社の出る幕はありませんでしたが、是非この機会にリフォームをお考えの方はREFORM展にお越しください。

開催日時:2月25日(土)26日(日)の2日間(完全予約制)
開催時間:10:00~16:00(受付は15:30まで)
開催場所:西淡三原ICから車で5分
    (詳しい場所はお電話でご確認ください)
お問合せ:船越工務店株式会社
     ℡ 0799-36-3244

2017年2月23日木曜日

松屋フーズ

瓦屋が勝手に松屋フーズの「瓦葺(かわらぶき)社長」応援キャンペーン。

昨年新社長に就任され、瓦業界のある方がSNSにアップしたのを見て、瓦業界では「瓦葺社長」に親近感を覚え、各関係者がそれぞれ松屋フーズの牛めしやとんかつを出来るだけ食べよう!と地道な活動を展開中です。
※調べて分かりましたが創業者の現会長さんも瓦葺さんでした。(新社長は長男ですから当然ですが…)


私も島外に行ったときは何度か行きましたが、残念ながら淡路島には店舗がありません。
(現在、吉野家とすき家のみ)

通販サイトで購入は可能ですが・・・・。



存在は知っていたのですが、何と!松屋キッチンカーが関西エリアでも展開開始!

200~1000食くらい見込める催事(イベント、展示会、運動会など)に出張してくれるそうです。

何かの瓦のイベントで呼んでみたいですね(^^)


2017年2月22日水曜日

ルーフィング(下葺材)

屋根には、瓦をはじめ様々な屋根材が使用されています。

屋根材だけでは雨水を100%防ぐことは不可能です。

一次防水の屋根材とセットで、二次防水のルーフィング(防水シート)は、施工後見えませんが、役割は非常に重要です。

ルーフィングには、アスファルトルーフィング、改質ルーフィング(通称ゴムアス)、高分子系ルーフィングなどがあり、現在、瓦の場合は改質アスファルトルーフィングが一般的に多く使用されています。

【改質アスファルトルーフィング】

アスファルトルーフィングは、防水性能はもちろんありますが、高温で柔らかくなりすぎたり、低温で割れてしまいやすいといった弱点があります。
改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)は、ポリマー等を添加し機能を向上させ、広い温度範囲で優れて、弾性を持ち、釘穴などに対するシール性(止水性)などが優れている特長があります。

【遮熱性ルーフィング】

表面にアルミなどを付けることにより、輻射熱を反射し、野地の温度上昇を抑える機能があります。


【粘着層付ルーフィング】

通常のルーフィングはタッカー(ホッチキスみたいなもの)で留め付けしますが、これは名前のごとく裏面に粘着層があるので、タッカーを使用せず貼り付けるものです。
緩い勾配屋根や、化粧スレートの上に板金などの屋根材を葺く(カバー工法)などの改修工事などで使用されます。

一口にルーフィングといっても様々なタイプ、価格帯があります。

屋根材は勿論の事、大事な屋根を雨水から守ってくれるルーフィング。

新築・改修の際、ちょっとこだわってみてはいかがですか?

2017年2月21日火曜日

若人の広場

昨日移動途中、一昨年整備された「若人の広場」に立ち寄りました。

               【南あわじ市HPより】

戦時中に学徒動員されたことにより戦没した若者を追悼することを目的として、1967年に開設され、1994年閉園した後、阪神淡路大震災により被害を受け、10年以上放置されていましたが、2015年に順次再整備され、一部が都市公園として再開園しました。
故丹下健三設計による高さ25mある鎮魂の塔「慰霊塔・永遠のともしび」を中心とし、戦没学徒の遺品などを展示する資料館などがあります。


再整備された公園内のトイレは、正しく瓦のオンパレード。
屋根瓦は陶器平板瓦。


目隠しの役割をする壁には瓦ブロックが多用されています。


壁にも淡路瓦「黒陶タイル」が。

高台にありますので鳴門海峡の絶景が望めるビュースポット。

戦後72年。機会があれば、今の平和な日本の礎になり、若くして命を落とした学徒の思いを感じてみてください。

2017年2月20日月曜日

太陽光発電システム設置工事

先日、家庭用の太陽光発電システム設置工事が完了しました。



Panasonic製の、瓦の下からパネルを留める架台を留め付けるアンカーボルトを出す「アンカー方式」だったので、前もって瓦に穴を開けて下準備。


このように、アンカーボルト周辺は、付属のキャップとコーキング処理で、しっかり防水処理を施します。


架台を取り付けたら、


モジュール(パネル)をどんどん上げていきます。


5.39kW完成。

売電価格は下落していますが、設備費の値下がり、電気価格の上昇などで、トータルの償却期間は短くなっています。

また、後付けの場合、屋根材とパネルとの間の隙間が遮熱効果を生み、結果として小屋裏の気温上昇を抑える効果があります。

しかし、屋根材の知識がない工事店が施工して雨漏り等のトラブル発生の事例も各地で報告されています。

施工は屋根材の専門店に依頼してくださいね。

2017年2月18日土曜日

淡路島初!キャンピングカーレンタル

今日2月18日は二十四節気の雨水。

降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になり、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。

昨日関東地方で春一番が吹きましたが、まさに春一番が吹くころと言われています。
寒い日はまだまだありますが、三寒四温を繰り返しながら春へと向かっていきます。

春から夏に向け、淡路島では絶好のシーズン。

前置きが長くなりましたが、淡路島でログハウスを主とした木造・自然素材住宅の建築・設計・施工をしている「絆コーポレーション」様が昨年より淡路島初となるキャンピングカーのレンタル会社「kizunaキャンピングカーレンタル」を立ち上げました。


もともとキャンピングカーに興味のあった私はテンションマックス!

トラックベースとは思えないほど、カッコいいフォルム!

オーナー様は昨年、北海道、九州へ行かれたそうです(羨まし~~~い)


スタッドレスタイヤを装着しているので、先日は地元の人が兵庫県香住町までカニ旅行に行かれたそうです。

また、京阪神からだとお遍路さん(四国八十八カ所巡り)や四国方面への旅行は淡路島が通過場所。

自家用車で淡路島まで来て、キャンピングカーをレンタルすれば、レンタル代の節約にもつながります。

う~ん。ブログを書いていたら、ますますこれを借りてどこか旅行に行きたくなってきました。


場所は、天気が良ければ瀬戸内海に沈む夕陽を毎日望める海沿いの絶好のロケーションでもちろんログハウス。

高嶺の花キャンピングカーですが、気軽にレンタルして、思い出作りいかかですか?

詳しくは→ kizunaキャンピングカーレンタル

2017年2月17日金曜日

南あわじ市役所

2015年4月6日に開庁した南あわじ市役所。
もうすぐ丸二年となります。

私用、仕事上で何かと行くことが多いのですが、やはり行く度に瓦が気になります。


夕暮れ時
市役所の前を流れる三原川の対岸から望むと、ガラスが夕陽が映りいい感じを醸し出しています。


喫煙場所から上を見上げれば、手前から「瓦ブロック」「渡り廊下の裏面」「瓦ウォール」「瓦スクリーン」と、この庁舎の見所が一度に見渡せます。


議場入口の壁面や


階段の踊り場の壁面など、内部にもかなりの枚数の瓦を使っていただきました。

昨年のグッドデザイン賞にも認定され、「瓦のショーケースのような役割を果たす市役所だ!」と非常に有難い論評をいただきました。

様々な苦労もありましたが、建設に携わった一員として市役所を訪れるたびに感慨深いものがあります。


2017年2月16日木曜日

大阪市立愛珠幼稚園

日本最古の木造園舎の「大阪市立愛珠幼稚園」
FB友達が耐震工事完了後の写真を投稿していたので、了承を得、ちょっと調べたことについて書きたいと思います。


1880年(明治13年)に開園。船場のビル群の中に立地し、園舎が現役であることが高く評価され、平成19年6月18日に国の重要文化財に指定されました。


今回の耐震工事で屋根瓦がどの程度修理されたのかは不明ですが、写真を見る限り、かなりの部分が葺き替えされた模様です。



鬼瓦の中には愛珠幼稚園の「愛」も文字が入っています。

スクラップビルドが多い昨今、このような貴重な建物で学び、遊ぶ園児たちは非常に幸せですね。

2017年2月15日水曜日

建築建材展2017

標記展示会に、今回も淡路瓦工業組合が出展します。


昨年のジャパンホームショーに引き続き、デザイナーにデザインをお願いし、洒落た感じになりそうです。


ジャパンホームショーに比べてブースの広さは半減ですが、ギュッとコンパクトにデザインしていただきました。


開催内容は

日時:平成29年3月7日(火)~10日(金)
会場:東京ビッグサイト
時間:10:00~17:00(最終日のみ16:30まで)

ご来場された際は、是非淡路瓦工業組合のブースにお立ち寄りください。

ちなみに私は先発隊なので、7日~8日にブースにいま~~す(^^)



2017年2月14日火曜日

神戸北野異人館

先週、竹中大工道具館に立ち寄った際、少し足を延ばし神戸北野異人館を散策しました。


異人館は、主に明治から大正時代にかけて建てられた欧米人が居住していた西洋館のことです。
1977年放送のNHK連続テレビ小説「風見鶏」などで北野異人館として広く知られるようになり、観光名所となりました。
阪神淡路大震災により、約3割が失われましたが、40棟余りが現存し、保存措置が講じられています。



そんな異人館には、たくさんの「いぶし瓦」が葺かれています。

「洋風には、いぶし瓦は合わないですよね」と言われることが多いですが、異人館の街並みを見れば、決してそんなことはありません。


何と!セブンイレブンの店舗の屋根も「いぶし瓦」

このような配慮はとても嬉しいですね。


スターバックスコーヒー異人館店の屋根にも「いぶし瓦」

ここで豆知識
1907年(明治40年)に建築された木造2階建ての住宅で建築当初は米国人が所有していたものです。
1995年(平成7年)阪神淡路大震災の被害を受けた後取り壊される予定でしたが、神戸市が建物の寄贈を受けた上で、解体・部材保管し、その後民間業者に部材譲渡して、平成13年に現在地に再建・移築されたそうです。

残念ながらこの日は店舗メンテナンスのため臨時休業。
また近いうちに再訪したいと思います。

2017年2月13日月曜日

洲本市新庁舎竣工式

先週の土曜日、洲本市新庁舎の竣工式典があり、その後の内覧会に行ってきました。

       


城下町洲本市をイメージした外観デザイン。


残念ながら屋根には瓦はありませんが、北玄関の入口の一番目立つところにボーダー瓦を採用していただきました。


設計士様が色々と視察、検討し、最終的にこのデザインに決まりました。


今回特注で作製していただいたプレーンタイプのボーダー瓦。


一直線に伸びたラインがいい感じに仕上がりました。


6階の展望室からは洲本市内が一望。

8月の島まつりの花火大会には開放される予定があるとか?
開放されれば絶好の観覧スポットになること間違いなしですね。


竣工記念に紅白のお餅をいただきました。

工事期間は数日で、打合せは、、、。
しかし、洲本市の新しいシンボル的な庁舎の建設に少しでも携われたことに感謝したいと思います。

設計:  梓設計・建部設計・長次設計共同企業体
工事監理:梓設計
施工:  大林・柴田特別共同企業体

2017年2月11日土曜日

竹中大工道具館③

竹中大工道具館part3です。


「和の伝統美コーナー」
組子細工の障子。近くでは分かりませんが、ちょっと離れて見ると風景画が浮かび上がります。


茶室スケルトン模型。土壁の中がどのようになっているか一目瞭然!



「火を見極め、鉄を読む」何とも深い言葉です。


「木を生かす」コーナー
木にはそれぞれ特徴、クセがあり、分かりやすく展示しています。


ロビーの天井は、奈良県の杉で作られた特徴的な意匠。


地下へと続く階段は手摺も木製。



中庭には達磨窯で焼かれた淡路瓦の敷瓦が敷き詰められています。

【告知】

竹中大工道具館では定期的に企画展が催されていますが、何と今秋には「千年の甍“古代瓦を複原する(仮)”」が開催の予定で、現在映像撮影を行っているそうです。
原料となる土の採取をはじめ、元興寺の古代瓦、瓦葺きの工程、瓦職人のインタビューなど着々と進んでいるそうです。
この企画展には必ず来訪したいと思います。