鐘馗の縁起については諸説ありますが、もともとは中国の唐代に実在した人物だとする諸説が流布しています。
日本では、江戸時代末(19世紀)ごろから、関東で鐘馗を五月人形にしたり、近畿で魔除けとして、鐘馗像を屋根に置く風習が見られるようになりました。
京都市内の民家(京町屋)など、近畿~中部地方では現在でも大屋根や小屋根の軒先に10~20センチ大の瓦製の鐘馗の人形が置いてあるのを見かけることができます。
これは、昔京都三条の薬屋が立派な鬼瓦を葺いたところ、向いの家の住人が突如原因不明の病に倒れ、これを薬屋の鬼瓦の跳ね返った悪いものが向いの家に入ったのが原因と考え、鬼より強い鐘馗を作らせて据えたところ住人の病が完治したのが謂れと言われています。
※Wikipedia参照
観光で京都を訪れた際は、ちょっと京町屋の屋根を見上げてみて鐘馗さんを探してみてはいかかでしょうか?