2020年3月20日金曜日

小田原駅東口再開発ビル

小田原市小田原駅東口再開発ビル工事の商業施設の屋根に、弊社の瓦が採用され今週から瓦工事がスタートしました。


ビル内部にはホテル、温泉施設、併設の商業施設には小田原城、城下町風の風情ある建物が建てられ、今秋オープンします。

【写真提供 渡邊商店様】


通常の梱包は3段積みですが、高所の荷揚げの為特別に2段積みでセット。


箇所別、必要枚数に応じて梱包を行いました。


瓦工事はいつもお世話になっている静岡県の寺社工事が得意な屋根工事のプロフェッショナル軍団渡邊商店様。

長丁場な現場ですが、安全第一で完工まで宜しくお願い申し上げます。

2020年3月18日水曜日

竣工前

昨年末、工事させていただいた地元の公共物件が引渡し前なので、写真撮影に伺いました。


約400㎡の大きな切妻屋根。


今回の見せ場は何と言っても「一文字軒」

「合端(あいば)」と言って、職人さんが一枚ずつ擦り合わせる高度な技能を求められる瓦です。


「袖瓦」も同じく擦り合わせていますので、外周部にかなり時間を要しましたが、とてもスッキリした印象に仕上がりました。


瓦の下地材は「遮熱ルーフィング」と、瓦を留め付ける桟木は「人工木材」

当然、施工後は見えなくなりますが、少しのコストアップで快適性、耐久性を得られれば最終的にはお得なのです。

地場産業品である「淡路瓦」を積極的に採用していただける南あわじ市には改めて感謝申し上げます。


淡路島ってどんなところ???(漁業編)

自然豊かな淡路島。
農業も盛んですが、海に囲まれた淡路島。漁業も盛んで季節ごとに美味しい魚がたくさん捕れます。



鳴門鯛の活き造りと宝楽焼き

世界遺産認定を目指している鳴門海峡の激流に揉まれた「鳴門鯛」
通年捕れますが、春は「桜鯛」と呼ばれとても美味です。
また、蒸し焼きの「宝楽焼き」も淡路島独自の郷土料理です。


淡路鱧

梅雨時期に旬を迎える「淡路鱧」

新玉ねぎと一緒に食す「鱧鍋」がとても美味しいです。
〆は何と言っても「淡路島産そうめん」!


三年トラフグ

近年ブランド化された「三年トラフグ」
通常2年で出荷するのを3年間育てることにより、とても大きく、白子も美味!
冬場に淡路島に来られた際は是非ご賞味ください。



雲丹(ウニ)

洲本市由良沖で採れる「赤雲丹」
雲丹と言えば北海道産を連想しがちですが、淡路産の赤雲丹は流通量が少なく、その多くが築地に出荷され東京の有名料亭で出される「幻の雲丹」です。
高価ですが、独特の甘みは一度食される価値ありです。

その他、沼島近郊で採れる「アジ」「サバ」なども美味しいですよ~。。

現在お昼前、このような記事を書いていたらお腹が空いて来ました。
庶民はカップラーメンでも食べるとします(笑)



2020年3月16日月曜日

ガラス瓦

日当たりの悪い場所で明り取りを付けたい時、瓦屋根の場合「ガラス瓦」がお勧め!


大工さんの割付が完璧だったので、9枚のガラス瓦が綺麗に収まりました。


母屋とつながっている場所で採光が不十分でしたが、これで見違えるほど明るくなりました。


《改修前》


《改修中》
道路から一段下がっているので軒先が目線とほぼ一緒。
普段からも「汚れ」「キズ」防止の為、養生に心掛けていますが、今回はより一層気を付けました。


《完成》
着工中の先週末は天候が不安定でしたが、昨日無事完成しました。
日曜出勤の職人さん、本当にお疲れ様でした。
“働き方改革”が叫ばれている昨今ですが、お天道様のご機嫌で作業が左右される外部工事。
難しい問題ですが、この辺も解消しなければ若手職人さんは育ちませんよね。

2020年3月11日水曜日

創立記念日

弊社では忘れることのできない3月11日。

1961年(昭和36年)3月11日に初代社長「福原源八」が弊社を創業し、来年創業60年を迎えます。

また、9年前の今日は、未曾有の大災害「東日本大震災」が発生した日でもあります。
死者行方不明者は18,428人(2019年12月10日時点)
今を尚、約5万人の方々が避難生活を余儀なくされています。
この場をお借りし、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

25年前の「阪神淡路大震災」から度重なる地震、巨大台風の影響で、瓦の需要は厳しさを増すばかりであります。

しかし、地震、台風にも強い工事方法「ガイドライン工法」普及により、現在の瓦屋根は落ちたり飛んだりすることは皆無となりました。



約20年前から販売している、弊社オリジナル本葺き一体瓦「源八いらか」

名称の由来は、瓦づくりに生涯をかけ砕身した当社創興の祖「福原源八」から命名しています。

来年60周年ですが、その先40年後の100周年を目指し、日本の原風景「瓦屋根」を無くすことのなきよう社員、産地一丸となり日々精進を重ねていくよう、創立記念日の今日、決意を新たにした次第であります。

2020年3月10日火曜日

淡路島ってどんなところ???(農業編)

比較的温暖な気候の淡路島。


特に南部に広がる三原平野では農業が盛んです。

特長は何と言っても「三毛作」


お米以外に、全国的に有名な「玉ねぎ」



「レタス」や「白菜」などを栽培し、田んぼは一年中休む暇がないほど大活躍!

日本の食料自給率(カロリーベース)は37%ほどですが、何と!淡路島だけで計算すれば110%以上! 
これぞ別名「御食国」といわれる所以ですね。


玉ねぎの保存には腐敗を防ぐのと乾燥させるため「玉ねぎ小屋」が各地に点在し、かなり少なくなりましたが、立派な瓦葺きの「玉ねぎ小屋」もたくさんあります。

保存には湿度と温度管理が重要で、風通しの良い「玉ねぎ小屋」は最適です。
またこの保存法でより甘みと旨味が凝縮されるのですよ~。

しかし重労働を伴うため、最近ではコンテナでの保管が増えつつあり、淡路島の風物詩がなくなりつつあるのは寂しいですね。




これは農作業で大活躍する田舎のスーパーカーと呼ばれる「農民車」

オーダーメイドで生産され、四輪駆動や、堆肥を運ぶためのダンプ機能、「玉ねぎ小屋」に玉ねぎを吊るすためのリフト機能が荷台に付いたタイプなど各種あります。

これもまたオートマ車の普及によりミッション車が減少し、部品供給が困難になりつつ、今後の製造が危惧されます。



2020年3月9日月曜日

淡路島ってどんなところ???(車両編)

淡路島って何県???
淡路島ってどの辺???
って今でもたまに聞かれます。


淡路島は兵庫県。
兵庫県は北部は日本海、中部は瀬戸内海、南部は太平洋に面している日本で唯一の県であります。
弊社の所在地は上記地図の赤い所の「南あわじ市」
15年ほど前に4町が合併し生まれました。



きめ細やかな粘土が採掘でき、約400年前から瓦製造が始まり、地場産業として発展し、現在でも約70社窯元があります。

上記写真は現在の粘土採掘場。
大型のダンプカーがミニカーに見えるほど広大な敷地で、別名淡路島のグランドキャニオン(笑)と呼ばれています。


また島国なので昔から海上輸送が盛んで、今では全国的にも珍しい「石積み」の岸壁が残っている「津井港」から、大消費地大阪などに瓦を船で運んでいました。

ちなみに司馬遼太郎の長編小説「菜の花の沖」の主人公「高田屋嘉兵衛」も淡路島の生まれで、江戸時代廻船商人として歴史に名を馳せています。


瓦輸送は現在ではほぼ陸上(トラック)輸送。
昨今車のナンバーはご当地ナンバーも増えましたが、兵庫県は「神戸」と「姫路」のみ。

南北に長い兵庫県ですが、東西で割り振りしているため、淡路島は「神戸」ナンバー。
若かりし頃、島外の友人に「淡路島は田舎やから神戸ナンバーは詐欺やな!ひらがなで【あわじ】ナンバーでええやん???」ってよく言われたものです(苦笑)

淡路島には電車がないため、一家に1台以上の車の保有が当たり前!
ちょっと近所に買い物に行くのも車なので、都会の人に比べると歩く頻度がかなり少ないかも??

また、淡路島の南部の人は徳島市内まで30~40分なので、徳島市内周辺で走っている神戸ナンバーのほとんどが淡路島島民だと思われます(笑)

仕事上、またプライベートでもよく明石海峡大橋、大鳴門橋を通りますが、ネックなのが通行料!
ETCが当たり前の昨今、淡路島島民限定でETC割引できないものですかね~~~。

2020年3月6日金曜日

屋根Selection2020

屋根業界新聞 日本屋根経済新聞社様が3年おきに発行している「屋根Selection」


30年以上の歴史を持つ屋根の百科事典。
今年の8月末に最新版が発行予定です。

屋根材と関連商品だけに特化したカタログ集で、弊社も毎号掲載していただいています。



A4サイズ見開き2ページ分。

2017年度版は上記の内容で載っていますが、今回はどのような内容にするか思案中。


2020年3月5日木曜日

ビフォーアフター(本葺きから和形)

門長屋から始まり、裏座敷、母屋と順番に改修工事をさせていただいたお宅に先日最終点検に伺いました。

 【ビフォー】

【アフター】

本葺き瓦から和形にリフォーム。


母屋には元々「降り棟」はなかったのですが、お施主様の希望で取り付けさせていただきました。
入母屋造りで改修工事をする場合、「降り棟」をやめるお宅が多い中、非常に有難いことです。


入母屋造りの欠点である「日当たりの悪さ」
これは、瓦の形状をした「ガラス瓦」で解消!


一番最初に工事をさせていただいた門長屋も点検し異状なし。

田舎の伝統的な入母屋造り。
このようにリフォームし、後世に残していくお施主様の心意気。
本当に有難いことです。

2020年3月4日水曜日

「第2回木造住宅/瓦屋根のある風景」フォトコンテスト受賞者決定

淡路瓦工業組合のPR事業の一環で、1月末まで募集していた「第2回木造住宅/瓦屋根のある風景」フォトコンテストの受賞者が厳正なる審査の下、2月27日(木)に記者発表を行いましたが、昨今のコロナウィルスの影響で新聞の掲載が本日になりました。








全国19都府県、海外(台湾)1点、総数106点の応募をいただき、この場をお借りし、御礼申し上げます。

応募対象の趣旨から、寺社仏閣、観光地、景勝地、公共物件、営業店舗、屋根のアップだけの作品等は審査の対象外にさせていただきました。

受賞作品は瓦屋根PR活動の広告媒体として、公共施設や展示会でのパネル展示等に活用し、今後のパンフレット、チラシ等にも活用させていただく予定です。

淡路瓦工業組合のメンバーとして、次回(第3回)も開催できるよう知恵を絞りたいと思います。

2020年3月3日火曜日

フジスレート㈱様へ訪問

今日は、高分子繊維強化セメント瓦の製造販売や、工事部門で弊社の瓦を取り使っていただいている徳島県のフジスレート㈱様に、本社機能が北島工場に移転してから初めてお伺いしました。

 【新社屋】



流石新社屋、打合せスペースは綺麗に展示されており、弊社も参考にしなければいけませんね。

フジスレート様も導入しているドローンの運用方法の意見交換や、近々の市場動向の打合せなどをさせていただきました。


今日のメインはこれ!
最近フジスレート様が新発売した乾式棟防水シート「ロールスタープラス」
従来の葺き土を使用する工法に比べ「軽量化」「工期短縮」「耐久性」「コスト削減」「人手不足解消」などを解決できる優れものです。

早速、弊社でも取扱いしますので、ご注文お待ち申し上げております。
※詳しくは担当各営業スタッフにお問合せください。


会社想いの私(笑)は、営業車ではなく注文をいただいていた瓦をトラックに満載して経費削減(笑)


道中(大鳴門橋)コロナウイルスの影響なのかガラガラ。
日々感染者も増え、経済活動にも深刻な影響が出てきました。
また、SNSでのデマ拡散によるティッシュ、トイレットペーパーなどの買い占めによる昨今の日本人の行動を見ると心が痛みます。
節度ある行動、助け合いの心。
日本人の古き良き精神。時代が変わっても持ち続けたいものです。