今回は、屋根材のご紹介です。
淡路瓦工業組合加盟の窯元の各瓦と、今回は、「耐震・耐風施工の手引き」をメインに展示しました。
熊本、鳥取など各地で地震が頻発していますが、現在の粘土瓦のほとんどが、上記の白い部分のように「突起」が付いており、対面の瓦で押さえつけることにより、瓦の水下が浮き上がらない構造になっています。
また、全数ステンレス釘等で留め付けすることにより、実験的に震度7の揺れを起こしても、ズレない工法となっています。
※この突起は平板瓦にも付いています。
従来の瓦だと、突起がないので、いくら釘留めしても、水下側が強風時に浮き上がってしまいます。
また、従来の「土葺き工法」から、土の載せない「引掛け桟工法」への変化などを中心に、説明を行いました。
「瓦は軽くなっているのですか???」って各展示会では必ず質問されます。
答えは「NO」
瓦はほとんど軽くなっていませんが、屋根土を載せない分、屋根全体の重量は従来の約半分になっています。
このようなことは、業界では当たり前ですが、まだまだ一般の消費者の方への認知度は非常に低いです。
各展示会、イベントでの啓蒙、各SNSでの発信が改めて重要だと感じた次第です。