2016年12月16日金曜日

瓦屋根標準設計・施工ガイドライン

比較的温暖な気候の淡路島ですが、今日の天気はミゾレ混じりの雨が降る最高気温が8℃ほどの寒い一日でした。

そんな寒い中、職人さんは黙々と作業をしてくれました。


防水シートのルーフィングは改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)と遮熱ルーフィングの二重貼り。

この遮熱ルーフィングは、太陽の反射で眩しかったり、割付をする墨が打ちづらかったりと、職人さんには不評ですが、小屋裏の温度が外気温より3℃ほど下がる、住む人にはとっても優しい優れものです。




谷分のカットした瓦は、しっかりと穴をあけ銅線で留め付け。


棟際の半端瓦も穴をあけ、ステンレス釘で留め付け。

ここがポイント!この瓦の上に棟瓦(のし瓦)を積むので施工後は見せません。

昔はほとんどこのような施工をしていなかったので、大地震が発生すれば、この半端瓦が多く落下していました。

阪神・淡路大震災後に作成された「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(通常ガイドライン工法)

震災後20年以上になりますが、まだまだ全ての屋根施工店が採用しているとは残念ながら思えません。

全国の瓦施工業者の組織「全日本瓦工事業連盟」(通称全瓦連(ぜんがれん))に加盟している業者だと安心して工事を任せられますので、屋根でお困りの方は一度お近くの加盟店をチェックしてみてください。
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