2022年2月4日金曜日

淡路瓦の原材料の神秘

 淡路瓦は、淡路島で採れる粘土100%で作られています。

大自然の恵み。

淡路産粘土は、非常にキメが細かく肌がきれいのが特長ですが、恥ずかしながら、去年までキメの細かさの理由を知りませんでした。

その理由とは!

200~300万年前の太古の昔、淡路島は巨大な湖の底だったそうです。

長い年月をかけて湖底に堆積した粘土。

その湖が隆起して、現在の淡路島になったそうです。

だからキメが細かいのです。


各窯元は、粘土配合業者さんから、瓦製造に適した粘土の供給を受け、日々瓦づくりに勤しんでいます。

各種類の金型でプレスをして、じっくり乾燥してから窯で焼いて淡路瓦になります。
※この段階では、まだ土色です。

「いぶし瓦」の特長、炭素皮膜を覆うことにより、太陽の下では、キラキラ光る「いぶし銀」となります。

先人の知恵と、奇跡的に良質なキメの細かい粘土が採れる淡路島。
今日も「大地の恵み」に感謝しながら、瓦づくりに勤しみます。





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