先日、島根県の石州瓦が入荷しました。
特に石州瓦は、島根県東部の出雲地方で採掘される「来待石」から採れる釉薬を使用した「来待(きまち)色」が有名です。
来待色の屋根が特徴的な集落
素晴らしい街並みですね。
このような地域性のある街並み、いつまでも残してほしいものです。
また石州瓦は江戸後期から明治初めのころに北海道の神社で使用された文献が残っています。
当時、どうやって運んだのでしょうか??
その答えは「北前船」
「北前船」とは3月下旬ころ大阪を出帆。
4月から5月に、瀬戸内海から日本海の港に寄港しながら商売をし、5月下旬ころ北海道に到着。
7月ころから逆航路で南下して、11月下旬ころ大阪に到着していました。
その便で石州瓦も運ばれていたようです。
「北前船」の廻船業者で有名なのが淡路島出身の「高田屋嘉兵衛」
国後島と択捉島間の航路を開拓し、ゴローニン事件でカムチャッカに連行されましが、日露交渉の間に立ち、事件を解決に導いた豪商。
高田屋嘉兵衛が主人公の司馬遼太郎の「菜の花の沖」が有名です。
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