2023年4月26日水曜日

家づくり(製造元訪問)

 昨日、近々ご自宅を新築されるご家族と、元請様、瓦施工店の方々が、遠路はるばる弊社にお越しいただきました。

事務所でお話をした後、工場見学へ。

折角の新築。記念に残る何かを希望され、焼く前の瓦(荒地)にご家族の名前と、「飛躍」の文字を書かれました。


お名前は個人情報なのでアップ出来ませんが、「飛躍」の文字を見ると分かると思いますが、もの凄く達筆で一同ビックリ!
この瓦は、大事に乾燥し、その後焼成します。
今回は、屋根に載せるのではなく、室内に飾られるそうです。

新築されるほとんどの方は、一生で一回の一大イベント!
このような体験も受け付けておりますので、思い出作りの一環としていかがでしょうか?




2023年3月2日木曜日

タマサ醤油醸造元 宮醤油様訪問

 先週、久しぶりに関東地方に出張し、千葉県富津市にある、タマサ醤油醸造元「宮醤油」様に行ってきました。


天保五年(1834年)創業、今年で189年もの歴史がある醤油店様です。


またこちらは、国の「登録有形文化財」に認定されており、古き良き伝統を絶やさぬよう、建物の維持管理をされています。


現在3棟の改修工事が進められており、有難いことに弊社の瓦を使用していただいております。

ちょうど御当主様がおられたので、色々お話も伺うことが出来、もともとあった「正の字」の巴は、現在では製作が難しいのでは?と思っていたそうですが、その辺は淡路瓦の得意とするところ!で、綺麗に仕上がり、とても喜んでいただけました。


お得意先様にお土産で醤油をいただき、帰って来てから刺身を購入して、早速さしみしょうゆを使いました。
お味はとても美味!
くせになりそうです。
詳しくは 
 ↓ ↓




2023年2月22日水曜日

ビッグプロジェクト進行中

 現在進行中のビッグプロジェクトの現場にようやく行くことができました。



築地から移転した豊洲市場の目の前に、商業棟「豊洲場外江戸前市場(仮称)」と温浴棟「東京豊洲万葉倶楽部(仮称)」から成る、稀にみるビッグプロジェクトです。


屋根の上からは、スカイツリーも遠くですが見ることができます。
田舎者のお上りさんは、これだけでもテンションが上がります。


商業棟では、築地の伝統を引き継いで、豊洲ならではの新鮮な食材等を活かした飲食・物販店舗を展開するとともに、御影石や淡路島の「いぶし瓦」などの伝統的な建築素材や、多摩産材などを採用した木造建築により、江戸の古い街並みを再現したオープンモールを展開します。
※スーパー銭湯全国検索引用

これだけ大きな物件に、淡路島産の「いぶし瓦」を採用していただき、本当にありがたいことです。

豊洲市場には、平日にもかかわらずインバウンドも含めて多くの観光客が来ていました。
この施設がオープンすれば、益々観光客が増えそうですね。
江戸の情緒に触れながら、日本の伝統建材「いぶし瓦」の落ち着いた雰囲気を感じてくれたら嬉しいですね。





2023年2月13日月曜日

プロポーズ瓦コンテスト2023

明日14日は「バレンタインデー」

毎年バレンタインデーの前日に、昨年度応募のあった作品を、淡路島観光協会淡路瓦工業組合共催で「プロポーズ瓦コンテスト」を行っており、今日審査会があり、メンバーの一員として参加しました。



近畿圏を中心に、遠くは東京都などからも応募があり、あいにく雨の中でしたが厳正な審査の下、3作品が優秀賞に選ばれました。
優秀賞の方々には、淡路島名物「三年トラフグセット」が後日発送されます。


個人的に気に入ったフレーズは「瓦ず1122(いい夫婦)」

製作の御予約は、かわらや さんまで

かわらやさんでは、先着100組様には特別セット 9,680円(税込)がお得です。
内容は、プロポーズ瓦製作費3,300円+ランチ(かわら焼きプロポーズセット2名分)+ボトルワイン(ノンアルあり)です。
製作時間は約2時間。

淡路島で採れる粘土100%でつくる「プロポーズ瓦」
自然素材に触れ、カップル又はご家族で思い出作りになる作品を作り、その作品がコンテストで優秀賞に選ばれると「三年トラフグ」が当たる可能性あり!

絶景の慶野松原で「瓦ぬ愛」を誓ってみませんか?

将来、淡路島で愛を誓ったカップル、ご家族が、ご自宅を新築またはリフォームされる際、淡路瓦を使ってくれたら嬉しいですね。





2023年1月20日金曜日

西淡中学校卒業記念鬼瓦づくり体験

 地場産業である「淡路瓦」のPRの一環として毎年行っている、地元西淡中学校の「卒業記念鬼瓦づくり体験」

第9回目の今日、淡路瓦工業組合のメンバーの一員として参加しました。


一時間目は、瓦の歴史、現在の状況、新しい取り組みなど、出来るだけ中学生に分かりやすいように努め、話をさせていただきました。


二時間目からは、あらかじめ用意したデザイン画をもとに、鬼瓦づくりがスタート。

みんな真剣に作業してくれたので、予定時間より余裕をもって終了し、



今年も力作が揃いました。

一生に一度しかない中学生活ですが、コロナ渦の影響をまともに受けた三年生。
部活動や様々な行事が中止になったり、縮小されたりしました。
今回の鬼瓦づくりが、中学生活の思い出の一つとして、心に刻んでくれたら嬉しいですね。

また、人口の減少が続く淡路島。
早い子なら高校から島外の学校に行き、多くの子が高校卒業後、大学進学、就職で淡路島を離れます。
若いうちは色んな所に行き、目で見て、肌に触れ、様々は経験をすればいいと思います。
しかし、数年、数十年後には、生まれ故郷の淡路島に少しでも多くの子が帰って来てくれれば嬉しいです。
その中から、一人でも淡路瓦に関係する仕事に就いてくれたらなお嬉しいです。

今日の作品は、丁寧に乾燥し、焼き上げ、卒業前の3月上旬にお届けしますので、待っててくださいね。


2023年1月18日水曜日

瓦とひなまつり

 コロナ禍で昨年は開催できませんでしたが、今年は2月5日より「瓦とひなまつり」が開催されます。


会期: 2023年2月5日(日)~4月1日(土)

時間: 9:00~17:00

会場: 兵庫県南あわじ市津井2285-4

    南あわじ市産業文化センター展示棟(入場無料)

是非この機会に、千体以上のお雛様と、四百年の伝統ある「いぶし瓦」との華やかな和の共演をお楽しみください。


2023年1月16日月曜日

阪神淡路大震災から28年

 約6,500人の尊い命を奪った「阪神淡路大震災」から、明日で28年。


東日本大震災が発生するまでは、戦後最大の自然災害でした。

私は当時、大分県に赴任中で、震度3の地震で目が覚め、当時はネット環境がなかったのでテレビを付けたら「淡路島震源の巨大な地震が発生しました」との第一報。

すぐ自宅に電話したら、幸いにも庭の灯篭が倒れたくらいの被害。

その後会社の状況が心配で、何度も電話しましたが何時間も不通で、細かな状況が分かったのは翌日だったと記憶しています。

幸いにも社員に人的被害はなく、当時24時間焼成のトンネル窯も、正月休みのメンテナンスの火止め中で、最悪の事態は免れました。

(その後、設備、在庫品の破損等で約1億円の被害はありましたが)

しかし、一番被害があったのが、「瓦屋根が重いから倒壊した!」との風評被害による瓦の出荷量の低迷。

そのイメージは払拭されることなく、残念ながら粘土瓦の出荷量は右肩下がりが続いています。

震災数年後には、瓦をステンレス釘等で全数留め付けする、「ガイドライン工法」が作成されましたましたが、ようやく昨年の1月1日より、新築のみですが、全数留め付けを講じる必要がある建築基準法に改正されました。(改修は現在努力義務)

安心してご使用いただける瓦屋根。
日本の原風景を取り戻すため、製造、施工業が一体となり、日進月歩で努力しています。

1月17日。
決して忘れることのない日であると同時に、瓦業界に携わる一員として、初心に帰り「自然災害に強い瓦づくり」を考える日でもあります。

改めて、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。