2021年1月30日土曜日

改修工事スタート

 一昨日から青緑(せいろく)瓦屋根の改修工事がスタートしました。


写真にはありませんが、現場はクレーン車が入らない狭いところ。
人海戦術での撤去作業となりました。


旧工法の「土葺き」なので、当然瓦の下には葺き土がどっさり、、。。
真冬の寒さで職人さん達は大変でしたが、真夏に比べれば今の時期はいいですよね。


撤去後はシート養生。
この日の夜は明石海峡大橋が通行止めになるくらいの強風が吹き荒れた淡路島でしたが、シートが飛ぶこともなくほっと一安心。

後は大工さんの下地工事を待ってからの瓦工事となります。

春に向けて三寒四温。気温の変動が大きいですが、体調管理、安全管理をバッチリ行い安全第一で作業を進めていきます。


2021年1月26日火曜日

瓦とひなまつり2021

 今年も「瓦のまち・津井」にて「瓦とひなまつり」が開催されます。



千体以上のレトロなお雛様と、400年以上の歴史と伝統のある「いぶし瓦」との
和のコラボレーション企画。

毎回お子様の着物体験等がありますが、今年は残念ながらコロナ禍のため、お雛様の展示のみの開催となります。

感染防止対策の為、会場は換気をしていて寒いかもしれませんので、ご来場の際は暖かくしてお越しください。

会期: 令和3年2月6日(土)~4月3日(土)
時間: 9:00~17:00
会場: 南あわじ市立産業文化センター
    南あわじ市津井2285-4 TEL0799-38-0201





2021年1月22日金曜日

西淡中学校卒業記念鬼瓦づくり体験

 今日は、地場産業「淡路瓦」のPR事業の一環として毎年行っている、地元西淡中学校の「卒業記念鬼瓦づくり体験」に淡路瓦工業組合のメンバーとして参加してきました。


鬼瓦づくりをする前に、淡路瓦の歴史や、現状の状況、新しい取り組みなどの話をしようと思っていましたが、瓦の話ばかりだと朝から生徒たちが眠くなったら困るので、瓦の話はほどほどにして、地元の食べ物や淡路島の良さなどを織り交ぜながら、約30分話をさせていただきました。



二時間目からは、いよいよ鬼瓦づくり。
二時間以上かけて、生徒たちは黙々と作業に打ち込んでくれました。

地元の新聞社などの各メディアも取材に来てくれたのですが、インタビューを受ける生徒たちの堂々とした対応にビックリ!
見習わなければなりませんね(苦笑)



今年も個性豊かなオンリーワンの鬼瓦が沢山完成しました!


中でもこの作品は鬼師もビックリの出来栄え!


じっくり乾燥して、卒業前に渡しますのでしばらくお待ちくださいね~~~。


今の時代を表している「マスク付」の鬼瓦を発見!

本来なら、部活動など多くの思い出が残る中学生生活。

コロナウィルスの影響で修学旅行や体育祭なども縮小された中、今日の体験が、思い出作りの一端を担えたのなら嬉しいですね。


2021年1月15日金曜日

西淡中学校 コアカリキュラム

 南あわじ市が市内の小中学校生を対象に「ふるさと教育」の一環として行っている伝統文化等を生かした「コアカリキュラム」

昨日は、淡路瓦工業組合のメンバーの代表として、西淡中学校二年生に「瓦」をテーマにした授業を二時間行いました。



先ずは、用意していたPR動画を観ていただき、その後生徒たちの質問に答える形で授業は進行しました。

事前に数個は先生から質問内容を聞いていたのですが、その他はアドリブ!

中学生に対し、出来るだけ分かりやすいよう返答するのに苦慮しましたが、みんな真剣な眼差しで話を聞いてくれました。


今年から生徒一台ずつ、市から支給されたiPadを持参しての授業。

今回の模様は後日動画編集等を行い発表するそうです(時代ですネ~~~)


この中から地場産業に興味を持ち、社会人になった時一人でも瓦関係の仕事に携わってくれたら嬉しいですね。



2021年1月7日木曜日

2021年スタート

 あけましておめでとうございます。

旧年中は関係各位に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、本日(7日)は年始の業務がスタート。

コロナウィルスの感染が急拡大し、今日、一都三県に緊急事態宣言が発令され、比較的温暖な淡路島でも暴風雪波浪警報が出され初雪が降り、今年の行く末を案じたスタート初日となりましたが、今年は丑年なので、一歩ずつ着実に歩みを進める所存ですので、今年も何卒宜しくお願い申し上げます。



写真は日本屋根経済新聞社様からご提供いただいた「ミナカ小田原」

昨年12月4日に神奈川県小田原市 JR小田原駅に直結する商業複合施設で

市の「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」としてオープンしました。

約1,800㎡(約550坪)の屋根に、53A切落桟瓦と、本葺き一体瓦「源八いらか」が採用され、ホテル等が入居する高層階から眺める「甍(いらか)の波」は圧巻です。


本来なら現地に赴き、自ら見てみたいのですが現状では叶わず、、。。


このような大勢の人が行き交う場所で淡路瓦を採用していただいた関係各位には改めて感謝申し上げます。


ますます直接訪問しての営業が厳しくなりそうなので、このブログ等の各SNSで「瓦の良さ」を発信していきますので、今年一年よろしくお願い申し上げます。



2020年12月29日火曜日

今年も一年お世話になりました。

 今日が2020年の仕事納め。

年末年始は寒波来襲の予報ですが、今日は穏やかで棚卸、大掃除、お正月の飾りつけも順調にはかどりました。



お得意先様には多大なるご愛顧を賜り、無事年の瀬を迎えられ感謝申し上げます。




愛車の軽トラも洗車して綺麗になりました!

今年はコロナ禍の影響で、世界中のライフスタイルの変化が起き、まだまだ終息する気配がない中、特に医療従事者の方々のご苦労には頭が下がります。

来年は丑年。
丑年は、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。

弊社は来年創業60周年。
従業員一同初心に立ち返り、製造、販売一体となり、より良きものづくり、より良きサービスがを目指す所存ですので、来年も何卒宜しくお願い申し上げます。

来年は、コロナウィルスの終息、自然災害の少ないことを祈りつつ、弊社各SNSをご覧いただいている皆様方がより良き新年を迎えられることを祈念し、今年最後のブログとさせていただきます。

なお、新年の業務は1月7日(木)からとなっております。




2020年12月26日土曜日

伝統的建造物群保存地区(広島県竹原市)

 全国43道府県100市町村120地区(令和元年12月23日現在)選定されている「伝統的建造物群保存地区」

その中に昭和57年12月16日に選定された広島県竹原市があります。

別名「安芸の小京都」と呼ばれ、江戸時代に塩や酒づくりで栄えたお座敷や由緒あるお寺が美しい保存地区です。

昭和58年に、本町通りにおいて無電柱化を実施し、映画「時をかける少女」のロケ地にもなり、最近では、「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏の生家があることから、NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」のロケ地としても有名です。


前置きが長くなりましたが、この地に築200年の町家を改装した食事処「竹の茶屋いっぷく」があり、左官職人だった先代が保存地区の修復に携わった時に回収した江戸時代の瓦を使用した「鬼瓦そば」で有名です。


鬼瓦の収集家だった先代が、店の庭に沢山の鬼瓦を飾っており、何と!その中に淡路島で作られた鬼瓦もありました。






今から179年も前の天保12年津井村で作られた鬼瓦。

現在経営されている女将さんが来年引退されるとの事。

女将さんの娘様がネットであれこれ調べていただき、「必要であれば、鬼瓦の故郷に帰って皆さんに見て喜ばれたら嬉しいです」と連絡を一年ほど前にいただいていました。

機会があれば引取りに伺おうと思っていましたが、娘様が「四国まで用事があるので、鬼瓦をお届けしましょうか?」と先日連絡を頂き、今日、遠路はるばる弊社まで持って来ていただきました。

天保12年作の鬼瓦。資料が残っているか分かりませんが、淡路瓦の重鎮に相談し、ルーツが分かれば嬉しいです。

また、大切に保管し、イベント、展示場での展示等に使用したいと思います。


今日来社された娘様の妹様がお店を引き継がれるとの事、機会を見つけて歴史ある竹原市を散策し「鬼瓦そば」を食してみたいものです。

今日は本当に遠路はるばるありがとうございました。

コロナ禍、オリンピックの延期、自然災害等、大変な出来事が多かった2020年。

今年も残り僅かな年末に、とても嬉しい週末の一日となりました。