2017年2月27日月曜日

地震大国、日本

地震大国、日本。
建築基準法が定める安全性に応えるため、淡路瓦工業組合加盟各社が開発した「瓦にツメや突起物」を付けて、耐風性能や耐震性能を高めた「防災瓦」が現在では普及しています。

さらに、平成12年6月の建築基準法の大幅な改定により、屋根の工事方法も、それまでの「仕様規定」から「性能規定」に変わり、瓦製造業界と瓦施工業界が「性能規定」に沿った瓦業界独自の「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」を作成しました。

この工法の耐震性を確認するために、平成19年2月に、兵庫県三木市にある「E-ディフェンス」で行われた、京都大学防災研究所の「伝統構造木造建物振動実験」に淡路瓦を「ガイドライン工法」で施工し、実験に参画しました。

2棟の切妻屋根の実物大住宅を使用し、実験で使われた地震加速度は阪神淡路大震災と同じ1300ガルという猛烈なものでしたが、「ガイドライン工法」の瓦屋根は1枚もずり落ちず、阪神淡路大震災クラスの震度7に耐えられる充分な強さがあることが証明されました。

実験の模様はコチラ
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しっかりとした土台、柱、耐力壁にすれば、「重い!!!」と言われている瓦屋根ですが、大地震でも耐えうることが実証されました。

数十年に渡り住み続ける家。瓦くらい載せられる丈夫な躯体造りを考えてみませんか?


なお、この動画は淡路瓦工業組合HPのトップページからもご覧いただけます。

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