2021年3月12日金曜日

お陰様で創立60周年

 昭和36年3月11日、「福原源八」が昭和窯業株式会社を創業し、昨日で60周年を迎えました。

多くのお得意先様、各同業者様、各関係協力業者様のお力添えいただいたお蔭で今日に至っており、この場をお借りして深く感謝申し上げます。




ライフスタイルの変化、毎年各地で起こる自然災害などで、瓦業界には逆風が吹き荒れていますが、災害に強い「防災瓦」「ガイドライン工法」の普及も進んでおります。
「日本の原風景」の一因である「粘土瓦」
先人の知恵と努力で400年以上淡路島で作られ続けている「淡路瓦」
その歴史を絶やすことなく、社員一同原点に立ち返り「ものづくり」「サービス」に取り組み、この先の70周年いや「100年企業」を目指すべき邁進していく所存ですので、今後とも末永くご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

3.11。弊社にとって忘れられない日ですが、10年前からは余計に忘れすことが出来ません。
それは10年前に発生した「東日本大震災」
多くの方が犠牲となり、まだまだたくさんの方が避難生活で不自由な生活を強いられています。
「明日は当たり前ではない」という今日の新聞の見出しが心に響きました。
一日一日を大切に。



2021年2月23日火曜日

ガルバリウム鋼板について

 弊社は粘土瓦製造メーカーなのですが、他の屋根材、特に近年「金属屋根」の勢いが凄いので、ちょっと勉強してみました。


「いぶし瓦」と「金属屋根(縦葺き)」のコラボ。

ガルバリウム鋼板とは、1972年アメリカで開発され、鉄にアルミと亜鉛を覆うことにより、耐久性に優れた屋根材です。

メリットは、コンマ数㎜程度と非常に薄い素材で、重さも瓦の約10分の1。

化粧スレート(コロニアルなど)のカバー工法にも適しています。

昔は、瓦、コロニアルに次ぐ第三の屋根材でしたが、2017年トップの座に躍り出ました。

理由としては、阪神淡路大震災以降の「軽い屋根」へのシフト、コロニアルより耐久性の優位などが挙げられます。


    
                【横葺き】
現在最も多く使用されている「横葺き」
2寸以上の勾配で施工されます。
最初の写真は「縦葺き」
勾配(屋根の角度)が緩い屋根での採用が多く、太陽光発電システムを設置する場合多いようです。
しかし、将来的リフォームする際勾配が緩いので選択肢がありません。



【石粒付鋼板】
表面に天然石を付着させた屋根材。
断熱材は付いていませんが、ガルバリウム鋼板の欠点の一つである雨音が天然石により軽減されます。
また、見た目の暖かみは金属屋根の中ではトップクラスです。

従来、金属屋根の欠点は「断熱性の低さ」「遮音性の低さ」などがありましたが、最近は断熱材と一体となった「一体型」があり、裏面に予め断熱材を貼り付け、雨音の遮音性も高くなっています。

上記の内容はある程度知っていましたが、今回初めて知ったのが「エスジーエル鋼板」
ホントに勉強不足でした、、。。
「エスジーエル鋼板」とはガルバリウムにマグネシウムを加えた鋼板の事で、「次世代のガルバリウム」と呼ばれ、耐久性が格段に向上しているようです。


「金属屋根」を調べてみると、ウェブサイトの充実、技術革新、各種データの充実など二歩も三歩も(いやそれ以上!)瓦業界より進んでいます。

現在流通している屋根材は多種多様。全て一長一短あります。
四季があり、雨の多い日本。
日本で1400年以上の歴史がある「粘土瓦」にはそれなりの理由があります。
金属屋根の歴史はまだ数十年。
昨今の住宅事情(デザイン、軽量化)、再生エネルギー推進による太陽光発電システムの設置、毎年各地で発生する台風、地震などの自然災害。
金属屋根の優位性は当分変わらないと思いますが、新築、リフォームの際、屋根材に興味を持たれる方が減っていると聞きます。
屋根材検討の際、是非「粘土瓦」もテーブルに載せて下さい。
各種検討され「粘土瓦」以外をチョイスされても仕方ありません。
昨今、テーブルにさえ載っていないことが多いのですから、、。。

毎日使う水廻りなどの設備に予算を掛けたいのは良くわかります。
しかし、雨の多い日本。屋根、壁は非常に重要です。
一度選んだあと後悔しても、余分な費用が必要となります。
初期コストだけではなく、長期に渡り住み続ける家。
是非ランニングコストも十二分に検討してください。





2021年2月20日土曜日

化粧スレート屋根から平板瓦へ

 軽い屋根が全盛の昨今。

有難いことに、化粧スレートから平板瓦への改修工事が無事終了しました。





【改修前】

築約15年。化粧スレートの塗装時期が来たのを機に、元請けの工務店様が、再塗装のいらない基本的にメンテナンスフリーな瓦を提案していただき、受注となりました。



最近の瓦は「防災瓦」といい、内部にフックが付いていて「てこの原理」による強風時の浮き上がりを防止し、全数釘留めもしますので、台風、地震等の自然災害が起こっても飛んだりズレたりすることはほぼありません。


中央の白い所が「棟換気」
棟換気とは、屋根裏の湿気や熱気を排出するための部材で、冬は結露対策、夏は室内の温度上昇を抑えてくれる効果があります。
写真にはありませんが、実際既存の化粧スレートと防水シートのルーフィングを撤去したら野地板が若干湿気ていました。
今回、化粧スレートの再塗装で終わっていたら、数年後に野地板が腐食する可能性があったので、室内のリフォームも並行して行っているこのお宅。本当に良かったと思います。


余談ですが、瓦搬入は門長屋があるためトラックが進入できず、久しぶりに一輪車で60往復以上。
翌日か、また年齢の為二日後に筋肉痛になるかなぁ~~~と思いましたが、全くなし! 「まだまだ若いなぁ~~」って自画自賛(笑)


2021年2月18日木曜日

淡路島 船越工務店様完成見学会

 先週末、いつもお世話になっている、淡路島の船越工務店様の完成見学会がありお邪魔してきました。


漆喰壁、杉板張り、いぶし瓦葺きのお洒落な外観。
地元のメイン道路沿いに建っていますので、道路沿いはプライバシーに配慮した外観で、裏面(南面)に大きな開口部と広いお庭が広がっています。


インナーガレージの屋根は板金ですが、瓦との色調がマッチしていていい感じに仕上がっています。


天気が良かったので、持参したドローンで空撮。


今回の屋根の見せ場は、
桟瓦→ 重厚感のある切落
袖瓦→ 光の陰影が楽しめる「中付袖瓦」
棟瓦→ のし2段+5寸素丸伏せのシンプル仕上げ

地元メイン道路沿いなので、瓦業界の人達もたくさん見ていただき、好評を得たのでホッと一安心。
「こんなデザインだと、いぶし瓦似合うなぁ~~」なんて嬉しい声もちらほら。
今後の提案方法のヒントを得、設計士さん、工務店さんには感謝です。




内部は開放的な天井勾配のLDKや、無垢材を多用した温かみのある空間。
私もこんな家に住んでみたいですね~~~。

詳しい情報は船越工務店様のウェブサイトをご覧くださいね。
  ↓ ↓ ↓

2021年2月13日土曜日

プロポーズ瓦コンテスト2021

 約5万本の淡路黒松が生い茂り、白い砂浜が約2500mもある国立公園慶野松原。

その一角に昨年再整備された「プロポーズ街道」があり、今まで制作された約1000枚の「プロポーズ瓦」が飾られています。

毎年、バレンタインデーの時期に開催している「プロポーズ瓦コンテスト」

今まで淡路島観光協会様主催でしたが、今年から淡路瓦工業組合も協賛させていただくこととなり、審査員のメンバーとして参加しました。



今年度の約20作品。
長年審査員を務めている方々も一様に「今年は力作揃いやなぁ~~」っていうほど。


初参加の私は選ぶのに四苦八苦、、。。


上位入選者の方々には、何と!淡路島名産「三年トラフグ」のセットが贈られます。


制作費は破格の2,200円!
プロポーズの証として「瓦ぬ愛」を絶景の淡路島で誓ってみてはいかがですか?

お問合せは
 ↓ ↓

制作の模様は、下記YouTubeを参考にしてくださいね。



明日はバレンタインデー。
多くの愛が生まれますように!

2021年2月9日火曜日

平屋の家完工

 先日来取り掛かっていた「平屋の家改修工事」が完工しました。

着工前

完成後


同じ瓦葺きでも、旧工法(土葺き工法)から新工法(引掛け桟工法)にすることにより、葺き土の重さが軽減されますので、ざっくり屋根全体の重量は約半分に軽量化。


また、全数釘留め等の「ガイドライン工法」により、台風や地震が来ても、瓦がズレたり飛んだりすることはありません。


玄関の裏側であまり見えない箇所ですが、谷のある部分(八谷)も綺麗に仕上がりました。

南あわじ市は瓦が地場産業なので、行政から有難いことに「淡路瓦」を使用すれば奨励金制度があります。
面積により金額は違いますが、最高(屋根面積150㎡以上)20万円も出るのですよ~~。
本当に長年に渡り奨励金制度を継続していただける行政に感謝です。




2021年1月30日土曜日

改修工事スタート

 一昨日から青緑(せいろく)瓦屋根の改修工事がスタートしました。


写真にはありませんが、現場はクレーン車が入らない狭いところ。
人海戦術での撤去作業となりました。


旧工法の「土葺き」なので、当然瓦の下には葺き土がどっさり、、。。
真冬の寒さで職人さん達は大変でしたが、真夏に比べれば今の時期はいいですよね。


撤去後はシート養生。
この日の夜は明石海峡大橋が通行止めになるくらいの強風が吹き荒れた淡路島でしたが、シートが飛ぶこともなくほっと一安心。

後は大工さんの下地工事を待ってからの瓦工事となります。

春に向けて三寒四温。気温の変動が大きいですが、体調管理、安全管理をバッチリ行い安全第一で作業を進めていきます。


2021年1月26日火曜日

瓦とひなまつり2021

 今年も「瓦のまち・津井」にて「瓦とひなまつり」が開催されます。



千体以上のレトロなお雛様と、400年以上の歴史と伝統のある「いぶし瓦」との
和のコラボレーション企画。

毎回お子様の着物体験等がありますが、今年は残念ながらコロナ禍のため、お雛様の展示のみの開催となります。

感染防止対策の為、会場は換気をしていて寒いかもしれませんので、ご来場の際は暖かくしてお越しください。

会期: 令和3年2月6日(土)~4月3日(土)
時間: 9:00~17:00
会場: 南あわじ市立産業文化センター
    南あわじ市津井2285-4 TEL0799-38-0201





2021年1月22日金曜日

西淡中学校卒業記念鬼瓦づくり体験

 今日は、地場産業「淡路瓦」のPR事業の一環として毎年行っている、地元西淡中学校の「卒業記念鬼瓦づくり体験」に淡路瓦工業組合のメンバーとして参加してきました。


鬼瓦づくりをする前に、淡路瓦の歴史や、現状の状況、新しい取り組みなどの話をしようと思っていましたが、瓦の話ばかりだと朝から生徒たちが眠くなったら困るので、瓦の話はほどほどにして、地元の食べ物や淡路島の良さなどを織り交ぜながら、約30分話をさせていただきました。



二時間目からは、いよいよ鬼瓦づくり。
二時間以上かけて、生徒たちは黙々と作業に打ち込んでくれました。

地元の新聞社などの各メディアも取材に来てくれたのですが、インタビューを受ける生徒たちの堂々とした対応にビックリ!
見習わなければなりませんね(苦笑)



今年も個性豊かなオンリーワンの鬼瓦が沢山完成しました!


中でもこの作品は鬼師もビックリの出来栄え!


じっくり乾燥して、卒業前に渡しますのでしばらくお待ちくださいね~~~。


今の時代を表している「マスク付」の鬼瓦を発見!

本来なら、部活動など多くの思い出が残る中学生生活。

コロナウィルスの影響で修学旅行や体育祭なども縮小された中、今日の体験が、思い出作りの一端を担えたのなら嬉しいですね。


2021年1月15日金曜日

西淡中学校 コアカリキュラム

 南あわじ市が市内の小中学校生を対象に「ふるさと教育」の一環として行っている伝統文化等を生かした「コアカリキュラム」

昨日は、淡路瓦工業組合のメンバーの代表として、西淡中学校二年生に「瓦」をテーマにした授業を二時間行いました。



先ずは、用意していたPR動画を観ていただき、その後生徒たちの質問に答える形で授業は進行しました。

事前に数個は先生から質問内容を聞いていたのですが、その他はアドリブ!

中学生に対し、出来るだけ分かりやすいよう返答するのに苦慮しましたが、みんな真剣な眼差しで話を聞いてくれました。


今年から生徒一台ずつ、市から支給されたiPadを持参しての授業。

今回の模様は後日動画編集等を行い発表するそうです(時代ですネ~~~)


この中から地場産業に興味を持ち、社会人になった時一人でも瓦関係の仕事に携わってくれたら嬉しいですね。



2021年1月7日木曜日

2021年スタート

 あけましておめでとうございます。

旧年中は関係各位に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、本日(7日)は年始の業務がスタート。

コロナウィルスの感染が急拡大し、今日、一都三県に緊急事態宣言が発令され、比較的温暖な淡路島でも暴風雪波浪警報が出され初雪が降り、今年の行く末を案じたスタート初日となりましたが、今年は丑年なので、一歩ずつ着実に歩みを進める所存ですので、今年も何卒宜しくお願い申し上げます。



写真は日本屋根経済新聞社様からご提供いただいた「ミナカ小田原」

昨年12月4日に神奈川県小田原市 JR小田原駅に直結する商業複合施設で

市の「小田原駅東口お城通り地区再開発事業」としてオープンしました。

約1,800㎡(約550坪)の屋根に、53A切落桟瓦と、本葺き一体瓦「源八いらか」が採用され、ホテル等が入居する高層階から眺める「甍(いらか)の波」は圧巻です。


本来なら現地に赴き、自ら見てみたいのですが現状では叶わず、、。。


このような大勢の人が行き交う場所で淡路瓦を採用していただいた関係各位には改めて感謝申し上げます。


ますます直接訪問しての営業が厳しくなりそうなので、このブログ等の各SNSで「瓦の良さ」を発信していきますので、今年一年よろしくお願い申し上げます。