お得意先様からSOS
陶器瓦の青緑(せいろく)瓦の修理依頼。
瓦が今にも落ちそう!とても危険な状態なので、早急に手直ししました。
この青緑瓦は、昭和40年代に一世を風靡した陶器瓦。
約50年前の瓦が、現在でもとても発色が良く、瓦もまだまだ現役です。
しかし、当時の施工方法は現在とは違い「土葺き工法」なので、地震、経年変化等で「瓦のズレ」が生じています。
そこで、外周部の軒、袖にパッキン付ビスにて留め付け、これ以上ズレないようにしました。
下屋だけの修理依頼だったのですが、二階の屋根を見ると「のし瓦」も数枚落下。
これも緊急に補修しなければ危険な状況でしたので、追加工事となりました。
しかし! 淡路島でも屈指の住宅が建て込んでいる地域。
軒先側からハシゴを掛けられないので、苦肉の棟瓦掛け。
とても一人じゃ上がれません。
しかし、この現場は軽トラしか入らない狭小地。昔の人は偉大です。
何回もお伝えしていますが、和形、本葺き瓦だと50年以上前の瓦が、今でも修理OK!
最小限のご予算で、メンテナンスが出来るのが瓦の良さの一つなのです。
新築時、新しい屋根材、初期コストが安い屋根材が主流な昨今ですが、長期間にわたり風雨にさらされる屋根。
長年の実績に裏付けされた耐久性、初期コストは割高ですが、ランニングコストの安さ。
これは瓦に勝る屋根材はないのですよ。
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