ここ数日、めっきり涼しくなり、ようやくクーラーなしで朝までぐっすり眠れるようになってきた淡路島。
季節は確実に秋へと移行しています。
そんな昨日9月1日は、1923年(大正12年)に発生した「関東大震災」にちなみ、1960年(昭和35年)「防災の日」に制定されました。
昨年、熊本県を中心とした地震により、急速なスピードで「瓦離れ」が進行しています。
実際、瓦は重いです。これは変えようがありません。
大きな地震が発生すれば、瓦屋根の場合「棟」(一番高い所)の瓦の落下がよく見かけられます。
昔の施工方法では、葺き土に「のし瓦」と呼ばれる瓦を積み上げていただけなので、経年変化で葺き土の粘着力が低下し、地震が発生すれば、瓦が落ちるのは当たり前です。
近年では、葺き土の代わりに「南蛮しっくい」を使用し、瓦と瓦を銅線等で留め付ける「ガイドライン工法」が主流となり、震度7クラスの揺れが起きても落下しないデータが出ています。
見た目は昔と同じですが、平部はステンレス釘等で留め付け、桟瓦と桟瓦は「ツメ」で噛み合わさる「防災瓦」が主流となって、非常に耐震性がアップしています。
初期投資の関係もありますが、瓦には「ランニングコストの安さ」「雨が降った時の静かさ」「メンテナンス時に代替品の調達が容易」「断熱性の高さ」など、良いところもたくさんあります。
また、何と言っても日本の原風景は「瓦屋根」
日本の原風景を絶やさぬよう、まずは出来ることからコツコツと発信していきたいと、改めて感じた次第です。
あまり大きな声では言えませんが、最近軽量化の流れで多用されている「板金屋根」
昨今多いゲリラ豪雨時には、雨音がうるさくて眠れなかったりするらしいですよ。
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