3階建ての、とても急勾配の屋根。
谷のカット瓦が多数落下寸前と、袖瓦が浮き上がり、歩道に落ちる危険性があり、早急なメンテナンスが必要でした。
屋上から親綱を張り、高所作業車のバケットで万が一の落下にも備えました。
避雷針があったので、そこに親綱を張っての作業でした。
作業はスムーズに終了!
帰社して、車から降りようとした瞬間、緊急地震速報のけたたましい携帯音が!
南あわじ市でも震度4。結構揺れました。
鳥取県の方は、くれぐれも二次災害に合わないためにも、屋根の上には上がらないでください。
屋根瓦の被害は、築年数、立地条件(地盤の固さなど)、構造など複雑な要因が重なっています。
決して瓦が重いだけで落ちるわけではありません!
メディアの「瓦が落ちています!」と連呼するのは、何とかならないものでしょうか???
阪神淡路大震災から20年以上、様々な工法の進化などにより、瓦屋根も丈夫になっています。
しかし、単価競争の中ですべてが完璧とは言い難いのが現状としてあります。
また、熊本地震の地震でも、地元工事店さんの職人さんの減少による工期の遅れ、遠方からの応援部隊の不足と、賃金の工事単価の転嫁の難しさ等、複合的な要因が絡み合っています。
う~ん。なかなか難しい課題が山積。
先ずは、前を向いてできることから頑張るしかないですね。
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