先日、昨今珍しくなった入母屋屋根の新築物件が上棟しました。
どんな物件でも多少の事前打合せが必要ですが、入母屋の場合必ず打合せすべき箇所が数カ所あります。
まずは、破風板の下部の「破風尻」と呼ばれる所。
桟木を打って桟瓦を葺いた時に、ちょうど隙間のないようにしなければなりません。
和形の場合、野地勾配に対し、垂直に3.5寸(約106mm)がちょうどいい寸法です。
そうすれば、このように瓦が葺きあがった時、隙間なく収まります。
また、袖瓦ではなく掛瓦を使用する場合、野地板を掛瓦の部分を2寸(約60mm)落としてもらわなければなりません。
事前打合せをすることにより、出来上がりがよい屋根となります。
ちょっと専門的な話になりましたが、久しぶりの入母屋の新築物件。
暑さで大変な時期ですが、ビシッと決めたいと思います。
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