2016年7月19日火曜日

事前打ち合わせ

先日、昨今珍しくなった入母屋屋根の新築物件が上棟しました。




どんな物件でも多少の事前打合せが必要ですが、入母屋の場合必ず打合せすべき箇所が数カ所あります。

まずは、破風板の下部の「破風尻」と呼ばれる所。

桟木を打って桟瓦を葺いた時に、ちょうど隙間のないようにしなければなりません。

和形の場合、野地勾配に対し、垂直に3.5寸(約106mm)がちょうどいい寸法です。


そうすれば、このように瓦が葺きあがった時、隙間なく収まります。


また、袖瓦ではなく掛瓦を使用する場合、野地板を掛瓦の部分を2寸(約60mm)落としてもらわなければなりません。

事前打合せをすることにより、出来上がりがよい屋根となります。

ちょっと専門的な話になりましたが、久しぶりの入母屋の新築物件。

暑さで大変な時期ですが、ビシッと決めたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿