そんな今日のブログは、鬼瓦(既製品)の製造工程のお話です。
弊社では、鬼瓦はプレス出来ないので、協力業者の白地屋さん(粘土から成型から乾燥まで)から白地(しらじ)の供給を受けて焼いています。
白地に、いぶし(炭素被膜)が綺麗にのるように、ハケ土(パウダー状の土を水で溶かしたもの)を塗ります。
化学薬品ではなく、天然素材! 女性がファンデーションを塗ることにより、化粧ののりが良くなるのと同じです。
鬼瓦のハケ土工程の写真が無かったので、桟瓦の工程写真です。
桟瓦は自動ラインで塗れますが、鬼瓦や桟瓦以外の役物は全て手作業。
工場の従業員さんには、ホントに頭が下がります。
単窯と呼ばれる箱型の窯で、最高温度約1,000℃、じっくり約20時間焼くことにより、
いぶし銀に輝く瓦の出来上がりです。
その後、一個ずつ手作業で真心梱包して、出荷の時を待ちます。
こうやって、桟瓦以外はほとんど手作業で瓦造りをしています。
製造して、運送業者さんに運んでもらい、施工業者さんに瓦を葺いてもらい、ようやく瓦屋根は完成します。
その前に、施主様、設計士様、工務店様などに瓦を選んでいただけなければいけませんが・・・。
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