元々淡路島では民家でも「本葺き」が多かったのですが、近年は「本葺き」から「和形」への葺き替えが主流です。
理由① 重いから、屋根を軽くしたい。
理由② 本葺きから再度本葺きにしたいけど、予算が合わない。 などなど
先日も、改修工事で「本葺き」から「和形」へ
上の写真の〇部分が、野地板の不具合で危険な状況に。
既存の瓦を撤去して、垂木、野地板、破風板を新調し、これからの数十年は大丈夫です。
漆喰工事も行い、お色直しが完成しました。
「本葺き」から「和形」にした場合のメリット
メリット① 屋根の軽量化
メリット② 現在の工法(ガイドライン)により、台風時の飛散、地震時の落下の防止
メリット③ 本葺き瓦に比べ低予算
などがありますが、もちろんデメリットも!
従来は土葺き工法といって、瓦の下に葺き土がどっさり載っていたので、かなりの断熱性があります。
瓦は通気性がありますが、葺き土が無くなることにより、夏場は従来より暑くなります。
その辺は、事前に説明し、何か対処法はないですか?と聞かれれば、断熱効果のある「遮熱ルーフィング」をお勧めしています。
といっても、最近の夏場は暑く、クーラーを使用する時間が長いので、あまり差を感じないかも知れませんが・・・。
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