2015年12月7日月曜日

袖丸瓦

袖丸瓦とは、社寺仏閣などの箕甲の横方向の勾配の落差を調整するための瓦のことで、素丸瓦の右側又は左側に垂れが付いているもののことを言い、垂れの寸法は箕甲の落ちの寸法で決まります。(※参考文献 甍技塾発行 瓦施工書より)
施工時は、一枚ずつ合端(あいば)をし、高度な技能が求められます。
弊社では、3寸、5寸、8寸の3種類を製造しています。

※合端・・・瓦と瓦の接合点を鏨(たがね)や電動切断機等で、隙間なく合わせる作業のこと。




施工時も大変ですが、運搬時にも細心の注意が必要です。



先程、明日積み込み物件の「袖丸瓦」を、運送会社様が細心の注意を払い、真心梱包をしていますした。

改めて、屋根瓦は、葺き手(施工業者様)、運び手(運送業者様)、作り手(製造者)が一体となり、築き上げるものであると再認識しました。

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