2022年1月17日月曜日

あれから27年

 今日は、淡路島北部を震源とした巨大地震「阪神淡路大震災」から27年。

まずは、お亡くなりになられた6,434名の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

当時私は転勤で大分市に在住しており、震度3の地震で目が覚めました。

テレビをつけると、「淡路島震源の大地震で甚大な被害」との第一報。

慌てて両親の住んでいた実家に電話したら、ほぼ被害がなく無事を確認してホッと一安心。

当時、携帯電話もあまり普及していなく、本社に電話しても不通で、会社の被害状況はなかなか分かりませんでした。

幸いなことに社員と関係する方に人的被害はありませんでした。

また、当時は24時間稼働のトンネル窯工場もありましたが、正月休み明けのメンテナンス時期で窯が稼働していなかったので、最悪な事態は回避できました。

当然、焼き物の瓦を製造していますので、在庫の被害は甚大でしたが、、。。

その後、一番被害が大きかったのが「瓦が重いから家が倒壊した!」との報道。

ライフスタイルの変化もありますが、風評被害のせいで年々瓦の生産量、販売量は減っております。

瓦業界として打開策を講じるため、地震、台風に強い施工方法「ガイドライン工法」の確立、数値を裏付けるための

瓦引き上げ試験機

棟回転機
などで試験を行い、安心して瓦を使っていただけるよう様々な取り組みをしています。

確かに、瓦は重いです。
しかし、現在の建築基準法で建てる物件は、瓦が重いから倒壊することはありません。
瓦は、耐久性が高い、修繕の際の互換性が高い、ランニングコストが安い、夏涼しく冬暖かいなど他の屋根材に比べて良い面が沢山あります。
また、地方独特の「役瓦」の多品種少量生産など日本の景観を守るためには欠かせないので、地場産業の淡路瓦の産地一丸となり頑張らなければ!と思いを新たにした一日でした。





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