2015年5月16日土曜日

桟瓦いろいろ

いぶし瓦の桟瓦には、様々な寸法があります。


一般的に、全国で主に流通している「53A」「53B」「56」のJIS規格で認定されている寸法以外に、深切判、両深判、80判、100判などがあります。

また、サイズ以外に


面取桟瓦・・・桟瓦の前面(水下方向)部分が丸くなっている形状で、屋根を軽く見せることができ、
        現在主流の形状です。


切落桟瓦・・・面取と違い、前面(水下方向)部分が角ばった形状で、数寄屋建築・寺院建築などの、重厚な屋根、落ち着いた屋根等の意匠に適した瓦です。

いぶし瓦の桟瓦には、全商品ではありませんが、サイズ×面取・切落の形状、それに伴う袖瓦、軒瓦など相当数の種類があり、地域性、それぞれの意匠に適応するべく、多種多様の瓦があるのが、「いぶし瓦」の特長でもあります。





0 件のコメント:

コメントを投稿