2018年8月25日土曜日

台風20号

一昨日徳島県に上陸し、関西直撃となった台風20号。

風力発電のタワーが倒壊したほど、淡路島では強風が吹き荒れました。

築年数が古く、旧工法で工事した瓦屋根の被害が多数。

昨日は現地調査に奔走しました。


特に多かったのが淡路島で多く見かける入母屋造りの「キザミ平」の飛散。

旧工法の土葺きで、ステン釘等で留め付けしていないのが原因です。


数年前に、同じ敷地の裏座敷を現工法の「ガイドライン工法」で工事した屋根は、まったく被害なし。


「ガイドライン工法」とは、阪神淡路大震災以後の平成13年に全日本瓦工事業連盟が主体となり施行された工事方法。


風の影響を受けやすい破風(ケラバ部分)の3点留め。


軒先の3点留め。

棟瓦の葺き土を南蛮漆喰使用、銅線緊結などの工法を指します。

弊社でも「ガイドライン工法」施行後遵守していますので、ガイドライン工法以後の物件では、まったく被害はありませんでした。

台風が近づくとメディアでは、「風速20m以上で瓦が飛び始まます!」と、相変わらず間違った報道をしますが、現工法では飛ばないのです!

施工方法は日進月歩。

見た目は変わりませんが、施工方法は進化しているのです。

また、屋根の上は非常に危険ですので、点検等は決して自分で上がらず、専門業者にお任せくださいね。

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