2017年1月16日月曜日

阪神淡路大震災から22年

淡路島が震源地だったM7.3の巨大地震「阪神淡路大震災」から明日で22年。

6,434名の尊い命が奪われ、この場を借りて改めてご冥福をお祈り申し上げます。




当時私は大分県に赴任中で、震度3の揺れで目覚め、テレビをつけたら震源地が何と淡路島。

慌てて実家に電話したら、幸い被害はありませんでした。

当時はまだ携帯電話もあまり普及しておらず、会社に電話しても不通で、ようやく繋がったのが、お昼過ぎだったと記憶しています。

1月17日だったので、まだ幸いなことに窯が稼働していなくて、在庫、設備にかなりの被害がありましたが、人的被害もありませんでした。

窯が稼働中だったら???考えただけでもゾッとします。

しかし、被害は地震後に・・・。



           

当時の屋根は「土葺き工法」が主流でした。

名前のごとく、野地板の上に土(葺き土)をおき、その上に瓦を置いているだけでした。

ほとんど瓦を留めていないので、大きな地震が来れば落ちるのは当たり前です。

しかし、この地震による報道等で、瓦の出荷は年々右肩下がりになりました。


そこで瓦業界全体で「ガイドライン工法」を作り、瓦を桟木に引っ掛けて釘留めする「引掛け桟工法」が主流となりました。

東日本大震災からも、もうすぐ丸6年。

施工方法は日々進化しています。

板金等の軽い屋根が多くなりつつある昨今ですが、瓦は基本的にメンテナンスフリー、差し替え時の互換性、雨音の軽減、不燃材なので火災時も安心などメリットもたくさんあります。

業界全体で「日本の原風景 瓦屋根」を衰退させないためにも、より一層発信力が重要だと感じている今日この頃です。




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