2016年12月29日木曜日

仕事納め

弊社では本日が今年の仕事納め。

棚卸も無事終わり、今日は大掃除などなど。


愛車の軽トラの洗車も寒空の下頑張りました(^^)


事務所の正月飾りも終了して、このブログを書いて今年の業務は終了です。

今年を簡単に振り返りますと、昨日も北茨城で震度6弱の地震がありましたが、熊本、鳥取などで大きな地震があり、ますます瓦業界には逆風が吹いています。

また、建築の洋風化、核家族化の増加による屋根リフォームの減少などで、特に淡路瓦の販売は厳しさが増しています。

しかし、弱音を吐いても何も改善しないので、まず一人一人ができることを地道に頑張りたいと思います。

先ずは情報発信。各SNSを通して、瓦の良さを出来るだけエンドユーザー様にも分かりやすく発信の継続を、初心に帰り頑張っていきます。

さて来年の仕事始めは1月6日(金)から。

来年も宜しくお願い申し上げます。

皆様、良いお年をお迎えください。

2016年12月28日水曜日

「かわらや」さんで忘年会

昨日は淡路瓦工業組合のPR委員会のメンバーで忘年会をしました。

場所は、瓦づくしのスポット「かわらや」さん。


入り口付近に並べている瓦の展示架台もライトアップされていい感じです。


今回の部屋は、掘りごたつ式のVIPルーム(^_-)-☆

部屋の中に瓦屋根、壁にも瓦、オーナーの瓦愛が凄すぎます!


壁をよく見ると、何と瓦製の時計が! ナイスアイデアです(^^♪


いぶし瓦を炭火で熱して焼くと、遠赤外線効果などで、お肉、野菜がとってもジューシーに焼き上がり、瓦が余分な脂分を吸収し、とてもあっさりといただけます。


お肉に付ける淡路産藻塩は、ミニチュアの桟瓦、グラスは吸水性抜群の瓦コースター!

ホントに瓦づくしです。

淡路産イノブタの「かわら焼き」はもちろん、粘土を使った瓦体験も出来ますので、淡路島に観光、帰省で来られた際は、是非お立ち寄りくださいm(__)m

さて、弊社の年内の営業は明日まで。

12月決算なので、今から頑張って棚卸をしま~す。

2016年12月27日火曜日

洋瓦新築工事

今年最後の現場は、洋風瓦を使用した新築現場でした。


改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)を貼り、瓦のピッチに応じ瓦を引掛ける防腐桟木を打ち、瓦の横幅の割付を行い、瓦上げをして瓦葺きのスタートです。


桟瓦はステンレス製釘で全数留め付けて耐風、耐震はバッチリ。


特に地震、台風に弱い棟部は、半端瓦に下穴を開け、釘留めし、ステンレス製棟金具に樹脂製の棟木を留め付け、漆喰を塗り棟瓦をビス留めし完成です。


工事部、製造部、営業部など全ての部署で事故もなく一年を過ごせたことにまずは感謝したいと思います。

今年は、熊本、鳥取の地震などで、より一層瓦業界の置かれる状況は厳しいですが、ブログなどのSNSで「瓦の良さ」「日本の伝統建築」などを一般の方々に少しでも分かりやすくお伝えできればと思いますので、来年も宜しくお願い申し上げます。

なお、弊社の年末年始の休暇は

平成28年12月30日~平成29年1月5日までとなっております。

では、皆様良いお年をお迎えください。

2016年12月24日土曜日

かわらぶき技能士

来月の「かわらぶき技能検定」に向け、現在、淡路瓦工業組合の倉庫で、1級3名、2級5名の受講生が奮闘中です。



技能検定とは、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度です。

技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業開発促進に基づき実施されています。

平成28年4月現在112職種実施され、合格者は平成27年度までに411万人を超え、確かな技能の証として各職場において高く評価されています。

※中央職業能力開発協会HPより抜粋

普段瓦を合端(あいば)(※瓦をカットすること)は電動工具を使用しますが、技能検定では鏨(タガネ)を使用するので、特に1級の場合、一文字軒という軒瓦を使用するので大変です。



日本の原風景を継承できる匠の技「かわらぶき」

受講生の皆さん、寒い時期ですが、国家資格取得に向け頑張ってください。

あっ!そういえば世間は三連休で今日はクリスマスイブ🎄

皆様、よいクリスマスをお過ごしくださいませ。

2016年12月19日月曜日

鍾馗さん

今日から谷樋の入れ替え工事に取り掛かっています。


銅板なので経年変化で穴が開き、雨漏りが発生しているので、ステンレス製の谷板に替えるため、一旦瓦を撤去して葺き直します。

何度も紹介していますが、30数年経ってもメンテナンス出来るのが瓦の良さです。


この現場で見かけたのが「鍾馗さん」

鍾馗さんとは、京都市内の民家など近畿〜中部地方では、現在でも大屋根や小屋根の軒先に10〜20cm大の瓦製の鍾馗の人形が置いてあるのを見かけることができる。これは、昔京都三条の薬屋が立派な鬼瓦を葺いたところ向かいの家の住人が突如原因不明の病に倒れ、これを薬屋の鬼瓦に跳ね返った悪いものが向かいの家に入ったのが原因と考え、鬼より強い鍾馗を作らせて魔除けに据えたところ住人の病が完治したのが謂れとされる。

※ウキペディア参照

というように、魔除けなどに設置されますが、淡路島の現場で見たのが初めてだったので、ちょっとテンションが上がりました。

さて明後日から天気は下り坂。

明日中に完璧に終わらせなければ。


2016年12月17日土曜日

今年もあと二週間

師走の名のごとく、今年も残すところ二週間となりました。

この時期毎年のことですが、取引先の各社様より来年のカレンダーをいただきます。

今年のインパクトNo.1は、株式会社山平様の「瓦の名は」


すげーーーーーーー!
この遊び心!とても参考になります。

山平さんの詳しいブログは
 ↓ ↓ ↓ ↓
カレンダーのテーマは恋愛モノの「瓦の名は」


こちらは毎月楽しみにしている播州瓦工業株式会社の岡専務発行のニュースレター

「いくつになっても瓦野郎」

毎月発行してことが素晴らしいのはもちろんのこと、内容も多岐の渡り読み応え抜群です。

筆不精の私には真似できませんが・・・。


弊社はというと、毎年恒例の日めくりカレンダー(笑)

昨今、日めくりカレンダーを廃止しているメーカーが多い中、一部の人からは非常に根強い好評を得ています(笑)

「朝一にビリっとめくると気持ちええんやぁ~」と言ってくれる人もいれば、「ゴミが増えるわ」って不評もあります。何事も賛否両論ですが・・・。

ま~今年もラストスパート。

弊社の年末年始の休暇は下記の通りですが、年明けは各窯元の営業開始が遅いところが多いので、出来るだけ事前発注のご協力の程、宜しくお願い申し上げます。


平成28年12月30日(金)~平成29年1月5日(木)まで

2016年12月16日金曜日

瓦屋根標準設計・施工ガイドライン

比較的温暖な気候の淡路島ですが、今日の天気はミゾレ混じりの雨が降る最高気温が8℃ほどの寒い一日でした。

そんな寒い中、職人さんは黙々と作業をしてくれました。


防水シートのルーフィングは改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)と遮熱ルーフィングの二重貼り。

この遮熱ルーフィングは、太陽の反射で眩しかったり、割付をする墨が打ちづらかったりと、職人さんには不評ですが、小屋裏の温度が外気温より3℃ほど下がる、住む人にはとっても優しい優れものです。




谷分のカットした瓦は、しっかりと穴をあけ銅線で留め付け。


棟際の半端瓦も穴をあけ、ステンレス釘で留め付け。

ここがポイント!この瓦の上に棟瓦(のし瓦)を積むので施工後は見せません。

昔はほとんどこのような施工をしていなかったので、大地震が発生すれば、この半端瓦が多く落下していました。

阪神・淡路大震災後に作成された「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(通常ガイドライン工法)

震災後20年以上になりますが、まだまだ全ての屋根施工店が採用しているとは残念ながら思えません。

全国の瓦施工業者の組織「全日本瓦工事業連盟」(通称全瓦連(ぜんがれん))に加盟している業者だと安心して工事を任せられますので、屋根でお困りの方は一度お近くの加盟店をチェックしてみてください。
 ↓  ↓  ↓

2016年12月14日水曜日

駐在所新築工事

電車のない淡路島ではバスがなくてはなりません。



南あわじ市の高速バスターミナル「陸の港」

神戸方面向けの高速バスや、地元のコミュニティバスが頻繁に行き来しています。

このバスターミナルの敷地内に、現在兵庫県警の駐在所が建設中です。


屋根は、地場産品の「淡路瓦」!

瓦を採用していただいたことに感謝です。

図面には耐震工法で細かく指示されていますが、普段からやっている「ガイドライン工法」なので、まったく問題なし!

ここは、地元の人はもちろん、観光客もたくさん訪れる場所。

完成したら防犯対策はもちろん、利便性が格段にアップしますね。