2016年6月30日木曜日

雨漏り点検

明日から7月。

近畿地方の梅雨明けは例年20日頃。 まだまだ先ですね~~。

ということで、今回は雨漏り点検のお話です。





板金屋根と瓦屋根の間の谷樋からオーバーフローして、雨漏りがしていました。

詰まったゴミ(枯れ葉など)を掃除したら、現状ではほとんど漏っていないのですが、昨今、ゲリラ豪雨と呼ばれる昔ではあまりなかった時間雨量が頻繁に降るのが原因の一つだと思われます。


そこで、黄色の矢印部を板金屋さんで加工していただき、青色の樋に溢れた雨が流れるように提案しました。
もちろん、瓦は撤去して復旧しないといけませんが・・・。

本来なら、谷樋の幅を広くする方法などもあるのですが、将来的にリフォーム(葺き替え)の計画があるそうなので、最小限の予算で雨量の多いときの雨漏り対策となりました。

谷の部分は、雨漏りが一番発生する箇所。

雨漏りがしていなくても、築年数の古いお宅は、早めの点検をお勧めします。

点検は、当然自分で登らずに、専門業者にお任せください。

2016年6月29日水曜日

おかげ横丁

4年ほど前、プライベートで三重県のおかげ横丁に行きました。



普段は花より団子なのですが、この時ばかりは家族を放置して、写真を撮りまくり・・・(;´・ω・)



首が痛くなるほど、屋根ばかり見つめていました(笑)


それぞれ趣向を凝らした屋根の数々。

見ていてホントに時間が経つのを忘れるくらいでした。



赤福、松阪牛などなども当然食べましたが、おかげ横丁に行かれた際は、屋根もじっくり見てみてくださいね。

2016年6月28日火曜日

安全衛生大会

今日は、取引先の安全衛生大会に参加させていただきました。



建築現場での労働災害防止活動を推進するため、毎年行われています。

統計を取り始めて以来初めて、全国で年間の死亡者数が1,000人を昨年度は下回ったそうですが、まだまだ大勢の方々が命を落とされています。

今年の全国安全週間のスローガンは、

「見えますか? あなたのまわりの 見えない危険 みんなで見つける安全管理」です。

7~8月は熱中症も増える季節。

それぞれの職場において、労働災害防止の重要性を再認識したいものです。



また、安全大会に向かう途中、参議院選挙の期日前投票に行ってきました。

一票で大きな違いがでないかもしれませんが、国民の義務なので、必ず投票に行きましょう!

2016年6月27日月曜日

長い谷のある屋根④

長い谷のある屋根、瓦葺き工事が完了しました。




母屋と増築部分の取り合いは全て「谷」という、今まで経験したことのないほど長い谷のある屋根でした。


今回の見せ場はコレ!

増築部分が「コの字形」だったので、90度に曲がったところは、「付丸曲がり」という瓦で納めました。



隅棟との取り合いも、職人さんが綺麗に加工してスッキリ納めてくれました。

今日で、母屋のリフォーム(葺き替え)と新築(増築部分)が全て終了しました。

これからが暑さは本番!

大工さん含め、他の業種の方々、熱中症に注意して頑張ってくださいね。




2016年6月24日金曜日

長い谷のある屋根③

長い谷のある屋根(続編)

棟の「のし積み」をしていましたが、天気予報より早く雨が降ってきました。


小降りのうちに台のし(1段目)を積み切り・・・



急いで養生の「のし瓦」を置きました。

しかし、屋根屋は雨にはどうしても勝てません( ノД`)シクシク…


休憩中、屋内で作業をしている大工さんの作業の邪魔をしてしましました。

プレカット主流の昨今の新築現場では見ることのできない「鉋(かんな)」「鑿(ノミ)」の数々。

恥しがりやの大工さんに写真は拒否られましたが、素晴らしい作業風景に惚れ惚れしました。

まだこれからですが、外壁も焼杉。

屋根はもちろん「いぶし瓦」

自然素材の建築資材がいっぱいです。

やはり日本の気候風土にあう先人の知恵「自然素材」を極力使っていただきたいものです。

2016年6月22日水曜日

長い谷のある屋根②

現在進行中の長い谷のある屋根、平部の地葺きがほぼ終了しました。




母屋(改修)と増築部分をこれだけの谷でつなぐ物件はそうそうありません。

これからは棟工事。

雨が降ると棟工事が出来ませんので、天気予報とにらめっこしながらの日々が続きそうです。

何はさておき安全第一。

ボチボチ進めていきます(内心は焦ってますが・・・。)

2016年6月21日火曜日

完成見学会

いつもお世話になっている、淡路島の工務店「船越工務店株式会社」様が、今週末、完成見学会を開催します。




コンセプトは、家族の丁度いいが詰まった「平屋暮らし」

シンプルな切妻屋根と直射日光を遮る効果のある深い軒の出。

是非この機会にご覧ください。

【完全予約制】

日時:6月25日(土)~26日(日)の二日間

会場:南あわじ市内(西淡三原ICより車で5分)

連絡先:船越工務店 TEL0799-36-3244

※開催場所、時間等はご予約時にご案内いたします。


2016年6月20日月曜日

サカイハラ感謝祭2016

先週末、地元のプロショップ「サカイハラ」さんの感謝祭に参加させていただきました。


昨日は生憎の天候でしたが、大勢の来場者があり大変賑わいました。


来場者プレゼントの石焼き芋。

最近滅多に食べることがないので、とても美味しかったです。


チビッコ達には金魚すくいが大人気!

イベントには、家族ずれ、子供連れに喜んでもらう仕掛けが必要ですね。


弊社は、環境事業部で太陽光発電、いざという時の蓄電池、これからの再生エネルギーを担うであろう小型風力の展示、相談会。
工事部では、雨漏り相談は勿論のこと、ジンカリウム鋼板に天然石を吹き付けた軽量屋根材を展示しました。


 余談ですが、淡路島のお祭りなどでいつも大行列ができる「池田のピンス焼き」も毎年出店。


全国的な名称は「ベビーカステラ」ですが、淡路島では「ピンス焼き」と呼びます。

語源は麻雀のピンズに似ているかららしいですが、真相はどうなのでしょう?


また、ピンス焼きは半熟が定番で、初めて食べた人は「生焼けやん!」と怒るかもしれませんが、淡路島民は「半熟でないとピンス焼きでない!」という人がほとんどです。

初詣では毎年大行列でなかなか買えませんが、昨日は久しぶりに買えて満足(^^)

アツアツはもちろん、冷えても美味しく、まだ試したことがありませんが、天ぷらにしても美味しいらしいです。

毎年お誘いいただくサカイハラ様、この場をお借りし御礼申し上げます。

また、サカイハラ様、ブース出展の各メーカー様、二日間お疲れ様でしたm(__)m


2016年6月17日金曜日

スガリ屋根

現在進行中の増築物件ですが、梅雨の中休みの中、順調に進んでいます。





今日の見せ場はコレ!

縋り(すがり)と言って、凸部の軒先から袖瓦と干渉する箇所(上記の赤線部)は、軒先瓦の下部を加工して納めなければなりません。


完成写真。 逆光でちょっと分かりづらいですが・・・。

また、縦方向の野地は瓦の働き寸法でないと見栄えに影響するので、大工さんが打合せ通り仕上げてくれたのでバッチリ収まりました。




2016年6月16日木曜日

谷修理工事

先日、雨漏りの修理工事を行いました。


よくある谷板(銅板)の腐食による雨漏りでした。


周辺の瓦を撤去し、既存の谷板も撤去。


今度は腐食に強いステンレス製の谷板を取付け、撤去した周辺の瓦を葺き戻し、


棟瓦も葺き戻して完成です。


おっと!何かがおかしい。

全ての棟瓦(付丸)の銅線が出ているけど、留め付けた形跡がない!

おまけに写真では分かりづらいですが、棟瓦(付丸)の並べ方が逆!

これでは雨が侵入します。

見積り外でしたが、これは見過ごすわけには行きません。

銅線を縛り、棟瓦に雨水が侵入しないようにしました。

どう考えてもプロがした仕事とは思えません。

その他、目を疑うところがありましたが、今回はこの辺で。

瓦の悪いイメージが最小限になるよう、手抜き工事は許せません。

最近の業者さんはほとんどいないと思いますが、プライドを持って仕事をしていただきたいものです。

2016年6月15日水曜日

長い谷のある屋根

現在進行形の長い谷のある屋根。

徐々にですが進んでいます。



毎年のことですが、蒸し暑い中、黙々と作業する職人さんには頭が下がります。


棟際の半端瓦(カットした瓦)は、再度穴を開けてビス留めし、災害時のズレを防止します。

棟の瓦を施工すれば見えなくなりますが、見えない所こそひと手間を!ですね。


谷部分のカットした瓦も、ズレないように銅線で縛ります。

明日は多分雨。

天候が回復次第、改めて作業開始したいと思います。

2016年6月11日土曜日

瓦搬入

板金屋さんの谷板工事がほぼ終了したので、今日から本格的に屋根工事がスタート。

搬入路が狭いため、軽トラでピストン輸送。


何度見ても長い谷(-_-;)


地面が土なので、商品(瓦)を汚さないようシート養生をして、真心バラおろし。


この現場のために通常3段積みのパレットですが、軽トラを労わるため2段に梱包(^^)


湿度の高い中だったので、適度に休憩を取って瓦をあげました。

ハシゴから一番遠い所まで約20m(;´・ω・)

職人さん、本当にご苦労様でしたm(__)m


「淡路いぶし瓦」

名に恥じぬようビシッと仕上げたいと思います。