2016年5月11日水曜日

ビフォーアフター

元々淡路島では民家でも「本葺き」が多かったのですが、近年は「本葺き」から「和形」への葺き替えが主流です。

理由① 重いから、屋根を軽くしたい。

理由② 本葺きから再度本葺きにしたいけど、予算が合わない。 などなど

先日も、改修工事で「本葺き」から「和形」へ


上の写真の〇部分が、野地板の不具合で危険な状況に。



既存の瓦を撤去して、垂木、野地板、破風板を新調し、これからの数十年は大丈夫です。



漆喰工事も行い、お色直しが完成しました。

「本葺き」から「和形」にした場合のメリット

メリット① 屋根の軽量化

メリット② 現在の工法(ガイドライン)により、台風時の飛散、地震時の落下の防止

メリット③ 本葺き瓦に比べ低予算

などがありますが、もちろんデメリットも!

従来は土葺き工法といって、瓦の下に葺き土がどっさり載っていたので、かなりの断熱性があります。

瓦は通気性がありますが、葺き土が無くなることにより、夏場は従来より暑くなります。

その辺は、事前に説明し、何か対処法はないですか?と聞かれれば、断熱効果のある「遮熱ルーフィング」をお勧めしています。

といっても、最近の夏場は暑く、クーラーを使用する時間が長いので、あまり差を感じないかも知れませんが・・・。


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